【#7】ヒヴァ→ヌクスまで移動し国際列車へ【シルクロード旅】
シルクロード旅の7日目(2024.09.07)です。 ヒヴァの宿に泊まった朝から始まります。
ヒヴァ
朝のイチャン・カラ
昨日、一緒に行動してたマレーシア人大学生たちと日の出を見るという約束をしたので、朝6:30に宿を出てイチャン・カラに向かいます。


日の出と言っておきながら既に日は出てしまっていますが、夜明けのヒヴァはめちゃくちゃ寒い。内陸で砂漠気候なので気温の日較差は大きく、昼間は30℃超えで汗ばむのに夜明けは9℃まで下がります。 1桁台の気温と雲一つない青空はまるで日本の太平洋側の冬の朝のよう。
昨日は彼らの友人たち3人と一緒に行動していましたが、待ち合わせ場所に行くと来たのは1人だけでしたw
残りの2人は一度は起きたそうですが、眠いのでやっぱり行かないとのこと。次はいつ会えるか分からないのに案外ドライなところも海外の人だなぁと感じました。

なので朝は2人でイチャン・カラの中を散歩しました。朝7時くらいはメインストリートにも人がまだ居ないので、静寂の中で朝日に照らされた街並みが幻想的です。
8時前になるとだんだん露店の人が準備を始めたりツアーの観光客が外に出始めたりするので、人が居ないうちに回りたい場合は7時半くらいまでが良さそう。


8時を過ぎるとそれぞれの宿で朝食のサービスがあるので一旦解散します。僕は今日の夜までにここから西に200 km離れたヌクスへ行く予定なので、昼までにもう一度合流して最後にお土産屋を一緒に見て回ろうと約束しました。
宿の朝食は無料で付いているのでありがたいです。


最後の街歩き

朝食後、チェックアウトを済ませて土産物屋で彼らを待ちます。が、中々返信が来ない。
昼くらいにようやく返信が来たと思ったら、12時前にようやく支度が終わったらしく、しかも今は他の所に向かってるからやっぱり会えないかも、とのこと。 結局朝で一旦解散したのが最後の別れになってしまいました。
それからはインスタで何度かやり取りをしました。彼らはその後サマルカンドとタシケントに寄ってからインドへ行ったそうで、デリーの街を旅している様子を見せてくれました。

一人で土産屋を見て回り終わる頃には昼になっていたので、あらかじめ宿のオーナーに教えてもらった北門の外側にあるマルシュルートカのりばへ行きます。
ヒヴァからヌクスへ行くためには、まずヒヴァからマルシュでウルゲンチに行き、そこから乗り合いタクシーで移動する必要があるそうです。 ウルゲンチ行きのマルシュは既に満員近く埋まっており、僕が乗り込むとすぐに発車しました。
ウルゲンチ

草原の中、ずっと直線の道を走り続けて30分ほどでウルゲンチのマーケットに到着し下車。
マルシュの中は地元の女性や子ども連ればかりで、大きいリュックを持った旅行者は完全にアウェー感満載でした。
ヌクス行きのタクシーを探す
ここから30分歩いて、ヌクス行きのタクシーのりばがあるというスタジアム前に向かいます。
ウルゲンチはヒヴァと違って特に目立った観光地は無いので普通の街並みです。日本と違って高層ビルなどがないので都会なのかどうかがイマイチよく分からない。


13:10、スタジアム前に着きましたが、専用の場所があるような感じではなく入口周辺の路肩にタクシーが何台か止まっているだけのようです。
適当に運転手に話しかけてると、すぐにヌクス行きのタクシーに案内してもらいました。最初は120,000スムだったところ交渉にて100,000スム(1210円)で決定。やはり数年前のブログの情報よりは値上がっているようです。
タクシーは定員が全部埋まってから出発するのですが、最後の一人が中々埋まらず発車まで1時間半ほど待ちました。

2時間かけてヌクスへ
14:30、ようやくヌクスに向けて出発。
途中で地図には載っていない自治共和国であるカラカルパクスタン共和国に入国しますが、乗客のパスポート確認がないのはもちろん、運転手も特に確認することも無くゲートをスルーしていきました。入国してからは心なしか路面状況が悪くなったような気がする…
途中までは道沿いに植物が生い茂っているような風景でしたが、アムダリヤ川を超えると一気に砂漠の荒涼とした風景に。

ヌクス
駅周辺


16:46、ヌクス駅前に到着。駅周辺はよくあるだだっ広い敷地になっています。
駅周辺を歩いているとやたら顔が乾燥しているような感じがしたので、ふと調べてみると湿度が20%ほどでした。 街も埃っぽいし、気温が高いのに湿度が低いのは不思議に感じます。
ここからは649Фという国際寝台列車に乗って再びカザフスタンに入国し、西に1000 km離れたカスピ海沿岸のアクタウという街へ向います。この列車は火木土のみの運行ですが、国境のベイネウ駅で乗り変える必要がなく、終点のマンギスタウ駅(アクタウの最寄り)まで行ってくれるので便利です。
列車は20:16に発車するので、まずは近くのスーパーで買い出しをしてから駅構内へ。




誰も居ない駅の待合室で待っていると、ここでリュックの横に差していた折り畳み傘が無くなっていたことに気付きました。
恐らく乗り合いタクシーに乗るときに荷物がいっぱいだったため、僕のリュックをトランクやら後部座席やらに転がしていたときに落ちてしまったんだと思う。
南方航空のスリッパのときは無料で貰ってきたやつなので良かったですが、折り畳み傘は東急ハンズで数千円で買ったものだったので萎えまくり。
折り畳み傘を盗る人は居ないだろうと思っていましたが、それよりも荷物を無くす方にもっと気をつけた方が良いと実感。。
アクタウ行きの国際寝台列車へ
駅構内は乗り入れる列車も少ないので、最初は閑散としていましたが、発車時刻が近づくにつれ行商人のような大荷物を持った人や家族連れなどが続々とホームに向かっていきます。 客車自体は駅に着いたときから止まっていましたが、発車の30分前くらいになってようやく列車の中へ入らせてくれました。


21時間 1000 kmの列車旅
今回は乗車時間が21時間ほどあるので、ビビってコンセント付きの2等車にしました*1。値段は高めの943,710スム(11,425円)。
最初2等の客車に乗る人を全然見なかったのですが、気づいたら各個室に1人は乗っていました。


発車して部屋でゆっくりしていると、乗って早々車掌の人から携帯を充電させてくれと言われました。(端子がMicro USB Type-Bだったけど持ってなかったらどうしたんだろうか)
僕の部屋で車掌さんの携帯を置いて充電していたら、しょっちゅう電話がかかってくるのでその度に車掌が休憩している個室の所へ持って行きました。 2, 3回くらい電話が鳴っては携帯を持っていく...を繰り返していると、だんだん上機嫌になって僕のことを気に入ってくれました。ですが毎回持って行くのは面倒なのでケーブル自体を貸すことに*2。
その後両替商の人が入ってきて余ったスムをテンゲに替えないかと勧めてきました。 既にテンゲはありましたが、アクタウの街中で両替屋を探すのが面倒なのでこの場で手持ちのスムを全てテンゲに替えました。120,000スム→4,000テンゲ


個室には最後まで誰も乗ってこなかったので、1人で独占できました。そうなるとここはもう自分の部屋も同然で、早速部屋の電気を消して外を眺めます。 しかし、外は完全に夜になっており、辺り一帯は砂漠地帯なので景色というものは何もありません。
いつもサンライズに乗るときみたいにずっと部屋を真っ暗にしていると、だんだん目が慣れてきて今度は星が良く見えてきました。住宅や街灯も一切ない完全な暗闇なので、星空の光が一層極まって見えます。 揺れている車内で写真を撮るのが難しかったので、明かりが何も無い夜の砂漠にも一度行ってみたいなと思った。
空を見たり寝る準備をしているうちに22時くらいに。この後夜明け前に国境を超えるのでそれに向けて今のうちに寝ておきます。
ヒヴァまでは王道の観光ルートなのでどこも観光客っぽい人がいましたが、ヌクスに来てからはほぼ地元民ばかりで、最果ての地に来たんだと感じます。昨日の4人旅から急に1人旅に戻ったのでより一層物寂しさを感じつつ、また深夜の国境で起こされることに憂鬱しながら数時間の間だけ就寝します。
8日目に続きます。